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原村より愛をこめて
小林 節子



第744回 どうか皆様おいといくださいませ



2020年4月13日〜19日



13日(月) 

朝7時、庭にうっすらと雪が。深夜舞い降りたのでしょうか。

茅野の泉野、大泉山の麓に「火とぼしの道」があり、この集落のこの道が 大好きで、その先の自然食を食べさせてくれるレストランへ友人に誘われて。
勿論客数も時間も限られ、ゆったりと座り、しばらく至福のひととき。

駐車場に止めた車輪の脇に、蕾を抱えた小さな黄色い水仙。今にも咲きそうです。
このままにすると、誰かの車に踏みにじられる。店で鎌を借りて、我が家の庭に。
縁のできた小さな生命のために、今日の一事。

このささやかなHPは私の友人たちへの生存確認メールですが、パソコンに弱い私の 代わりに、野田さんが東京時代に立ち上げてくれて、その後真樹子さんが引き受けてくれ、 幸いなことに続いています。毎週月曜日がアップの日ですが、今日は?
真樹子さんから夕刻、緊急電話。「我が家のパソコンが壊れました!」
さてさて、どうしたものやら、、、明日考えることに。


14日(火) 

昨夜も外は荒れたようで、、、残っているのは白い雪でした。

朝9時には真樹子さんが来てくださり、私のパソコンでアップに取り組みを。 パソコン用語がわからなくて、武信さん、素子さんも通訳に来てくれます。
午前中、パソコンと話し続ける真樹子さん。ただ感動して見ています。
その後真樹子宅へ、私のパソコンもついて行き、夕方「アップしましたよ!」
本当に友人たちの力を借りて、、、、借りが多い人生です。

外へ飛び出すと、空は晴れ渡り大きな深呼吸。
笹離宮の中にある薬草園に、王滝村にお住まいの薬草博士・小谷宗司先生が 来て下さり、これから管理してくれる皆さんに手入れの指導など。
終わる頃の駆けつけになりましたが、日本古来のハッカが土の中から顔を出しています。

園内管理の吉田さんは、刈り取った笹の葉を、大きな布に載せて薬草園の 脇に移動中でした。

帰るとピアニストの由美さんが、美味しそうなケーキ持参でおしゃべりに。
リングリンク時代から存じ上げていますが、初めてでしょうか、こんなに ゆっくり二人だけでお話しするのは。

夕刻、素子さんが若竹煮を届けてくれました。くに子さんからいただいた 掘り立て筍がこの形で戻ってくるとは。なんと嬉しいことでしょう。
「山椒なくて、、」と素子さん。今度植えましょうよ、と話はまとまりました。


15日(水)

村の古老に伺った種まきの合図になるという編笠山の上り鯉、下り鯉が、再び 見えます。
先日消えたはずなのに〜また出てるではありませんか。やはりおかしな気候です。

土曜日録音のFM八ヶ岳打ち合わせに、松永宅へ。
甲州路は、桜が開花。県境の「境小学校」の校庭には鯉のぼりが寂しげです。
昼、「町屋亭」という紺のれんに惹かれて古民家に立ち寄ると、客は私一人。
「ランチはビーフシチューですが、召し上がれますか?』の女将さんの声で中に。 原村からと言うと、切り絵の日達れんげさんもここで展示会をされたとのこと。
民宿もしておられるようですが、、、、今はやはりお休みです。

夕焼けが美しく、、、、人と人を遠くする新型コロナウイルスはさて、どこに。


16日(木)

朝9時、茅野へ用があり出かけますが、帰り道の9時半、茅野市運動公園の 桜たちが、一斉に「咲きましたよ!」呼ばれました。

駐車場に車を入れて、散策を。人はほとんどいません。
こんな素敵なウオーキングコースがあることを初めて知りました。

奥の方には静かな池まで。いつもは隣接するサッカー場、野球場から 子どもたちの熱い歓声が響いていて、車で通り過ぎるだけでした。
こんなにゆっくり歩けるなんて、、、桜のもとを。

黄水仙の咲く樹の近くのベンチでしばし休憩。この樹の根元の心地良さそうな 空洞に座りたい誘惑だけ抑えました。


17 日(金)

10時半から、笹離宮定例会議を、テレビ会議で行います。 やはり、29日開園を、まずは6日まで延期と決定。

午後、茅野の街へ。DVD4枚返却し、4枚借用。
何故か「蒲田行進曲」も選んでしまいました。蒲田駅のホームでなっていた主題曲。 若い頃見ただけですが、なんだか面白かったような気がして。

帰り道、畑で農作業が始まっています。
自然は素直に、、、時を告げていて。

先日植えた小さな水仙、蕾から花へ。我が家の土に馴染んでくれたようです。


18 日(土)

朝から激しい雨が降り続きます。

鉢巻き道路を越えて小渕沢へ。映画編集技師の長田千寿子さんを乗せて、 スタジオを通り越し、もっと森の中の「えほん村」へ。

館長の松村雅子さんに迎えられます。
この方もFM八ヶ岳で「マジョのあのね」という 番組をお持ちです。館内は童話の世界に入ったよう。が、もちろん今は休館中。
長田さんもちょこんと子どもの木の椅子に座って可愛いいこと。

今日のゲストは長田さん。大前玲子さんがこの時期、東京からおいでになれなくなり 構成の松永先生が代わりに聞き手にもなって下さり、私は大舟に乗れます。
部屋の外は森、窓もすぐ開放できて、、、安全なスタジオに早代わり。

3人で、2日分の収録をさせていただきます。
市川崑監督、大河原監督、杉田成道監督、、、携わった監督たちのエピソード、 撮影秘話など、楽しく伺わせていただきました。
日本アカデミー賞、編集部門で二度の栄冠に輝いておられる方ですから、 映画界の生き字引のよう。まだまだお話ししていたい気分です。
映画の編集にも、「キレ」と「リズム」が必要なことを知りました。

帰りは、あの雨はどこに行ったかと思うほど、、、まさに「雨あがる」
素子さんからメールが入りました。
「今夜の夕食予定おありですか。空いてましたら、今日は私の誕生日で、 イルポルトでオードブル、ピザ頼みました。手ぶらでお越しください」
家に車置き、赤ワインを持って、参上。
お隣は我が家気分ですから、ゆったりワインを飲んで、お食事を。

ケーキを用意できなかったのですが、さすが気の利く弟は5個のケーキを。
耕一さんの分までありました。耕一さんの分まで、素子さんの幸せ祈って、 この夜を楽しませていただきました。


19 日(日)

今日はほんわか健康村田中さんの農作業、苗箱伏せの日ですが、 田んぼ用長靴も買い忘れ、さらにパソコン作業押し詰まり、武信さんが
「僕、代わりのつもりで行きますよ」と昨夜言ってくれ甘えてしまいました。

パソコン打ちながら、合間に寺島実郎氏のMX「緊急特別番組・日本再生論」 (時代認識とポストコロナの針路」を勧められ見て、、、
冷静にこのコロナを理解し、それにより炙り出された日本の、世界の現実。
さらに次なる時代への自分の行動、役割を考えるきっかけをいただきます。

篭りすぎるのは、性に合わないな、とリュック背負い、自由農園へ買い物に。
わずかな道のりですので、帰りは水音聴きながら遠回りです。
懐かしい道草。焚きつけ用の小枝を拾いながら。

主はかなり長い間不在のようですが、健気に水仙が群生していました。
そんなお家の前を通りながら、、、、